横浜 土地の調査

横浜 土地

本編の主人公であり、外伝を除く物語全体の語り手。名前の由来は源氏物語登場人物玉鬘の幼名。 摂関家(藤原氏)の流れを汲む内大臣家の姫君。初登場時16歳。10歳まで京の都から離れた吉野で祖母に育てられる。そこで出会った初恋の少年・吉野君の面影が忘れられず、当時の結婚平均年齢であった13〜14歳を過ぎても独身主義を通していた。美人ではないが、性格は明るく勝ち気で活発、理性的だが時に突飛な行動を取り、情にもろい一面もある。 お忍びで他家に侵入するのが得意。その性格ゆえに様々な事件に関わり、結果として「物の怪憑きの姫」という芳しくない噂を立てられることになる。 裁縫、琴など当時の女性の必須科目が苦手。和歌は人並み以上に機知に富む。 高彬(たかあきら) 瑠璃の幼馴染みであり、許嫁を経て夫となる。 右大臣家の四男坊。初登場時15歳。左衛門佐(さえもんのすけ)から後に右近少将に昇進する。横浜 土地 もよく有能な為、帝の覚えもめでたい当代随一の公達の一人。 瑠璃の弟・融の幼馴染みであり、瑠璃とは「筒井筒」の仲。幼少の頃に共に遊んだ瑠璃を一途に想い続けている。性格は生真面目でお役目一辺倒、瑠璃とは違い、身分や世間体を重んじる常識人である。堅物すぎる余り帝をはじめとする他の宮中人からその生真面目さをからかわれる。瑠璃と結婚してからは嫉妬深い一面を覗かせる。字も和歌も下手で、初夜の時には瑠璃から後朝の歌の心配をされるほど。 教育係でもある乳兄弟の兄・守弥に頭が上がらなかったが、瑠璃を認めない守弥に反発することもしばしば。 吉野君(よしののきみ) 瑠璃が吉野に住んでいた頃の幼馴染みで、瑠璃の初恋の人。 本人は知らなかったが実は帝の息子、東宮の別腹の弟であった。東宮争いの陰謀に巻き込まれ父と対面するも、父帝に拒絶され出家、後に唯恵(ゆいけい)という名で後宮に出入りするようになる。 小萩(こはぎ) 瑠璃の側近の女房。瑠璃より二歳年上で独身。いつも瑠璃のことを心配しており、小言もずけずけ言うお姉さんタイプ。ややミーハー。 鷹男(たかお) 瑠璃がある事件で出会った公達。東宮の密命を請けて事件の解決に臨んでいたが、その正体は……。 藤宮(ふじのみや) 先帝の第八皇女。時の内大臣に降嫁するも、16歳で未亡人となる。東宮にとっては叔母、遠野宮の別腹のきょうだい。 才色兼備の佳人として二条堀川邸で悠々自適な生活を送っている。ある事件をきっかけに瑠璃と親交を結ぶ。華やかな美人で明るく穏やかだが、東宮の隠密行動に手を貸したり瑠璃をからかったりと、洒落っ気のある性格である。 融(とおる) 瑠璃の同腹の弟、内大臣家の嫡男。初登場時15歳。 高彬の親友だが、お坊ちゃん気質のぼんくら。高嶺の花の藤宮に懸想するものの、セミナー したり忍んでいく根性はなく、瑠璃曰く「情けない性格」。姉想い、友人想いの優しい気質の持ち主だが、それが空回りして事態を悪化させる浅はかさも同居している。 東宮/今上帝(宗平親王) 初登場時19歳。 東宮という身分にありながら、自ら陰謀を探るためにお忍びで暗躍するなど、才気煥発で行動力に溢れた青年。高彬が絶対の忠誠を誓っている。かなりのプレイボーイでもある。ある事件をきっかけに瑠璃に好意を寄せ、しばしば高彬と瑠璃の仲に波風を立てる。子供の頃は病弱であったため、当時庇ってくれた母親(太皇の宮)には帝になってからも頭が上がらない。 守弥(もりや) 高彬の乳兄弟(大江)の兄で、高彬の教育係。高彬より五歳年長。 右大臣家で家司を務め、主人や北の方などの内情にも詳しいため家内の影の実力者でもある。この世で一番大切なのは自分が育てた高彬であり、高彬を事件に巻き込んで失脚させた(とされている)瑠璃姫を敵視し嫉妬している。目的のためにさまざまな計略を立てる策謀家だが、いまいち世間知らずなためその策略は失敗することが多い。 煌姫(あきひめ) 水無瀬宮の姫君。両親が亡くなり家財をだまし取られたため、日々の食事にも事欠くほど零落していた。美人だがその生い立ちゆえ「人を見たら泥棒と思え」「うまい話にはウラがある」を信条とする超リアリスト。守弥の母の妹が乳母として仕えている。 守弥の策略により高彬の側室の座を狙うが失敗し、後に内大臣邸(瑠璃の家)に身を寄せる。瑠璃とは反目しあっていたが、互いの目的のため共闘する仲となる。 小説が好評になり、同時期に山内直実作画による白泉社の少女漫画誌『花とゆめ』に漫画版も連載されるが、1990年代初期に原作小説版の中盤(瑠璃姫の結婚)あたりで終了。10年以上の時を経て、2004年『花とゆめ』12号より人妻編として月1回の連載が再開された。しかし全12回掲載されたところで(2005年『花とゆめ』12号まで)掲載誌が変わり、現在は『別冊花とゆめ』にデータ復旧 中。前期に白泉社から出版されたコミックスは、単行本全11巻。その後文庫本全6巻、愛蔵版全7巻がいずれも白泉社から再版された(収録内容は、どれもほぼ同じで、イラスト収録があるのとないものの違いのみ)。再開後の人妻編は、コミックス6巻までが出版されている。 1989年に角川書店のあすかコミックDXより発売。前作『寿五郎ショウ』以来2年振りとなる単行本で、作者の3冊目となる短編集。装幀から構成、文字のレイアウトに至るまで江口自身で手かげた力作。「江口寿史復活」と写真週刊誌にも取り上げられ、江口と喫茶店のオーナー(作中に登場するトーマス兄弟のモデル)との友情物語として紹介されている。 「月刊ASUKA」(角川書店)で連載された表題作の『江口寿史のなんとかなるでショ! 』(詳細は後述)を中心に、1985年から1988年にかけて各所で掲載された短編が収録されている他、作中に出て来る用語解説や編集者の座談会等が収録されており、OPNING ACT+4部というCFD 構成となっている。なお江口の作品の他、同人漫画家の杏樹&紫苑…の作品が併せて収録されている。 週刊連載からドロップアウトし、制約から解放された江口が、のびのびと実験的な試みを世に問うた作品群であり、前作『寿五郎ショウ』及び次作『江口寿史の爆発ディナーショー』とあわせ「ショー三部作」と呼ばれる江口ギャグの一つの集大成である。 既に江口は遅筆及び途中で作品を投げ出す事で有名となっており、帯に書かれた「江口寿史、今世紀最後の単行本!? 日本一の遅筆野郎が、2年半の歳月をかけてついに完成!!」というあおり文句が当時の様子を端的に語っている(ただし『なんとかなるでショ! 』連載においては落としたのは1回のみ)。 1990年にはオリジナルビデオ化され、またビデオのメイキングをまとめた単行本『なんとかなったワケ! 』 (NANTOKA NATTAWAKE! ) も発売されている。 章のある漫画 カラーの描き下ろしで、折り込みページである事を利用したショートギャグ作品。 昭和61年から昭和63年にかけて 「月刊ASUKA」(角川書店)誌上において外貨預金 された『江口寿史のなんとかなるでショ! 』全20話を収録。 この『なんとかなるでショ! 』は連載作品であるものの、原則として1話完結のオムニバス形式の短編群であり、各話の繋がりは一部を除いて存在しない。1話8ページだが、各話の扉ページは懐かしの人物・キャラクターの肖像画となっていて内容とは一切関係なく、実質的には1話7ページとなっている。短いながらもリズムやテンポが抜群の作品が多く、定評ある絵の上手さもあって非常に読みやすい作品となっている。なお、江口寿史が「ちゃんと最終回まで執筆した」数少ない作品の一つである。 後述するオリジナルビデオはこの第一部を原作としている。 『トーマス兄弟にザンゲの値うちはあるのか?』、『トーマス兄弟の逆襲』の2編。「そッれッだッけッなッらッばッまッだッイイがッ」を合い言葉にトーマス兄弟が懺悔を続ける。江口の名物キャラクターとなるトーマス兄弟のデビュー作。 地獄少年・うしみつくんシリーズ 『地獄少年・うしみつくん』、『怪!! 呪いのラッコ』、『ハワイに呪いの星ひとつ』、『うしみつくんよ永遠に』の4編。根暗少年うしみつくんを主人公としたシリーズ作品。続編『それからのうしみつくん』が、『イーぢゃないかっ! 』の1本として『なんとかなったワケ! 』に収録。 ATTAC OF LOVE ラブコメでありがちな出会いのパターンを逆手に取り、ギャグとした作品。続編『それからのアタシ』が、『イーぢゃないかっ! 』の1本として『なんとかなったワケ! 』に収録。 彼女は毎朝、東西線で ストーリー物で、シリーズ唯一のシリアスな作品。『青少年のための江口寿史入門 A Young Person's Guide to Eguchi Hisashi』に再録。 ジャミラおぢさんの悪夢 『エルム街の悪夢』と『愛と誠』のパロディ作品。続編『それからの早乙女愛』が、『イーぢゃないかっ! 』の1本として『なんとかなったワケ! 』に収録。 ポルノ・いぢめっこ校医さん 保健室での「治療」を題材とした作品。 旅の極北 全てのページが8コマに等分され、1?2ページで様々な架空の人物の一生を淡々と描く。『青少年のための江口寿史入門』に再録。 圧縮 『ゴジラ』と梅宮辰夫の『くいしん坊!万才』のパロディ作品。『青少年のための江口寿史入門』に再録されている。また続編『それからのウメラ』が、『イーぢゃないかっ! 』の1本として『なんとかなったワケ! 』に収録。 スプリンター・ジュン スプリンターとして素晴らしい才能を持つジュンの物語。『青少年のための江口寿史入門』に再録。 ニューミュージック・プロモコミック「朝刊」 『朝刊』(歌:グレープ、作詞:さだまさし)の歌詞に絵をつける事によってギャグとした作品。この手法は後の『爆発ディナーショー』においても利用されている。 青春に光あれ 長らく失明していた少女が、手術によって回復する瞬間を描いた作品。続編『それからの千草と春樹』が、『イーぢゃないかっ! 』の1本として『なんとかなったワケ! 』に収録。