横浜 土地の調査

横浜 土地の価値

不良漫画のパターンに「高校デビュー」というものがあるが、本作は全く逆のアプローチから描かれている。つまり、主人公の灘破剛が「高校に入学して不良になる」のではなく「高校に入って真面目になる」のである。よって、学業時は模範的な高校生になる。 ただし、剛の家は元来ヤンキー一会議室 であるのに加え、通っている高校にヤンキー校(しかも家族には表向きこちらに通っているとごまかしている)が隣接しているため、自宅やケンカ時などではヤンキー風に装い、「不良漫画」的な行動をとり、家族や他の不良たちには「模範的な高校生」ということを基本的に隠し通している。 つまり、この漫画は「普通の学園物」的な展開と「不良漫画」的な展開が平行して繰り広げられており、その二つの行動をとる主人公が懊悩しつつも活躍する、という内容である。これは「主人公はオシャレポップが大好きだがデスメタルを生業にしている」というデトロイト・メタル・シティにも類似している(バットマン、静かなるドン等にも類似性が認められる)。 2008年9月をもって完結。11月から続編『ナンバ・デッドエンド』が連載予定。 難破 剛(なんば つよし) 難破家の次男。現在高校二年生。 かつてヤンキーの巣窟であった萬田中をシメるほどの実力を持った中学最強のヤンキーだったが、ケンカばかりの日々に嫌気が差し、普通の青春を送りたいという動機から高校進学を機にヤンキーをやめることを決意。その後図書館で家族や知り合いの目をはばかりながらの勉強の末、家族に内緒で普通の学校である白百合高校に進学する。なお、家族には白百合に隣接するヤンキー校、市松高校に通っていることにしている。自分を偽り、デザイン会社 や友人を騙してしまっている今の生活に思い悩みつつも、いつか発覚してしまうまでは精一杯生活を楽しもうと決意している。 通学の際には家を出るときには特攻服を着用、その後公園のトイレで密かに学生服に着替えて通学している。脱いだ服は通風孔の蓋を開けた天井裏に隠している。荒事に巻き込まれたときは素性を隠して特攻服に着替えて対処している(この状態では周囲からは正体不明の「特服の男」として恐れられている)。 困っている人間を見過ごせない性格で、度々成り行きによって喧嘩せざるを得ない状況になってしまい、真面目な人生だけに専念することは出来ていない。そういった出来事の積み重ねで、現段階では市松高校を事実上制覇し、千葉県、そして横浜も制覇してしまっている。 成績は比較的優秀で、英語に至ってはネイティブスピーカーとも会話が出来るほど。また絵を描くのも得意である。免許の有無は不明であるが、単車や原チャリの運転も得意な模様。弱点はヤンキー的センスのもとに生まれ育ったために、ファッションセンスが皆無。ゆえに、センス抜群の伍代に頼んで度々、シャバい格好の衣服を貸してもらっている。 二年へ進級と同時に美術部部長の東が卒業した事によりテレマーケティング 部長に任命される。 熱海へ訪れた際、地元での抗争に呆れてしまい猛の前で『全国制覇などくだらない』と本当の思いを露にしてしまう。無論、最初は猛に全国制覇を見下すことがどういうことか問い詰められたが、結局先送りにされ、その後はやるせない気持ちのままでいた。 難破 猛(なんば たけし) 難破家の長男。現在無職。本作における最強キャラクター。 城南高校在学中に関東を完全に制覇し、その威厳を知る者からは『カリスマヤンキー』とさえ呼ばれている。喧嘩の腕前はデコピン一発で相手の脳髄を揺らすなど非常識な強さである。また、主人公である無敗経験の多い剛がどうあがいても勝てない唯一の存在。その性格は豪快で男気溢れる、そして少々頭が足りない。 高校を卒業してから母親と共にパチンコで稼いでいたが、家族に「ニート」と言われ奮起、一時的にペットショップの店員として働き始めた。篠崎の元に殴りこんだ為、辞表を出してしまい、店長から戻るように進められたが「命を金で売り買いするのがつらい」という理由からペットショップを辞めてしまった。 終盤において知り合いの先輩から中古の外車を購入、剛たちを連れて熱海まで連れて行ったが、地元で起きた内紛の抗争に松を巻き込まれたため、お返しとして剛と大丸を送ったが、その際に剛のボロを聞いてしまい剛の秘密を薄々悟り始める。それでも剛が懸命にごまかし続けたことから敢えて先送りにしている。 難破 吟子(なんば ぎんこ) 難破家の長女。着ぐるみ好きの中学生。 頭が悪そうな印象だが、自分ではニンテンドーDSで脳年齢のテストに挑戦した結果20歳だと言う。 中三になってからは進路に悩んでいたが、偶然知り合った優等生佐藤の影響で、勉強に興味を持ち始める。 佐藤に自分がヤンキーであることを隠す時は、兄の剛に勝るとも劣らないほどの口からでまかせを披露した 難破 勝(なんば まさる) 難破家の家長。現在トラック運転手。 10代の頃は千葉最強のヤンキーとしてその名を轟かせていた。剛が幼い頃から喧嘩の勝ち負けに厳しく、負けて帰れば勝つまで家に入れないなど昔ながらの頑固親父。しかしその昔、愛車の改造費を怪我をしていた松のために治療費に費やすなど頑固ながらも心優しい一面が度々見られる。昔は痩せていたが年をとるごとに体型が変わっている。よく松に仕事での愚痴を長いことこぼす。 愛車は紫色のリムジンとかなり通好みのセンスである。 難破 ナオミ(なんば なおみ) 難破家の主婦。元レディースで、ヘタな男より気合が入っている。現在は主婦をしつつパチプロで家計を助けている。 料理の腕前はかなり高く、唐揚げは料理研究家を母親に持つ伍代をうならせた程。猛は毎回のように「さすが母ちゃんの料理だ!気合が違え!!」と絶賛している。 難破 松(なんば まつ) 難破一家の番犬。犬種は柴犬で、血統書付き。剛の二重生活の秘密を知る一人(一匹)。 本当の名前は「赤竜号」といい、心無きブリーダーの篠崎に河川敷に投げ捨てられたところを剛に拾われる。弱気な子犬であったが、難破一家に拾われて以来、立派なヤンキー犬として育つ。頭が良く、お使いに出かけていくこともある。目に付いている傷は篠崎の暴行によって出来たものである。 人間の言葉が理解出来、いつも人間語を喋ったつもりで吠えているが、剛たち人間からはただ「ワンワン」と吠えているだけにしか聞こえておらず、一切理解してもらえたためしがない。 難破家で唯一剛の真実を知っており、最初は敵意を抱いていたが、変わらぬ剛の男気に惚れ直し、結局不問に接している。 近所の犬もシメており、町内の犬のアタマとして名を驕らせている。 基本的に人見知りが激しく自分が懐かない人物に対しては物凄く吠えるが、伍代とやよいには懐いている。 伍代 直樹(ごだい なおき) 市松高校の中でも最強の部類に入る男。剛とタメ。「調子狂うぜ・・・」が口癖。剛の二重生活の秘密を知る一人。 特服で現れた剛を千葉最強の難破兄弟の一人と感づき、タイマンを望んでいた。しかし、彼の単独行動で恥をかいた火野率いる市松軍団に袋叩きにされ、左腕を骨折。右腕も折られそうになったところを自身の標的であった剛に助けられ、協力して火野軍団を追い払った。それから以後は剛の秘密を知る理解者として影から表から剛を支える相棒的存在となる。 一匹狼として振舞っており、市松の先物取引 の中では浮いた存在である。基本的に誰に対してもクールでそっけない調子を崩さないが、剛の図々しい要求を嫌がりつつも結局は聞いてあげてるあたり、かなりのお人よしでもある。 洋服のファッションセンスが良く、剛の美術部での外出のために洋服を選んであげたり、自身が持つシャバ僧向けの洋服を貸し出したりしたことがある。恋愛についても、剛や大丸より大分達観した感じだが特定の相手がいる様子は無い。 父親は幼い頃に離婚したことから有名な料理研究家の母親と二人暮らしの母子家庭だが、母・里美は多忙によって帰ってくることが滅多にないため、親子の縁は冷え切っていたが、伍代邸に訪れた剛の横槍によって多少は改善された模様。 缶コーヒーが好物で、趣味はプラモデル作りやテレビゲームなどクールな印象とは裏腹にお茶目な一面も。 自宅は東京都内にあると思われる。 大丸 大助(だいまる だいすけ) 千鳥商業のヤンキー。外見の風貌から「千鳥のゴリラ」と呼ばれる。剛の二重生活の秘密を知る一人。 先輩連中も一目置いている実力者だが、当の本人は貸会議室 や争いを好まず、ツレや仲間に負傷を負わせた奴を許さない硬派なタイプ。基本的に明るいお調子者で、いかにも「脳みそまで筋肉」といえる。 千鳥と市松の抗争中に出合った藤田さんに一目惚れし、アプローチをかけてから自然に剛とも親しくなったが、その後偶然特攻服から着替え終えた剛の秘密を知ってしまい、「ツレだけでなく自分の惚れた女まで騙している」と剛を糾弾する。その後、先輩の郷田率いる千鳥軍団の策略でマブのヒロに負傷を与えた犯人を伍代だと思い込み、タイマンを張るが、両者満身創痍になってから郷田と沢田の陰謀と気づき袋叩きにされていたところを剛に助けられる。 剛の二重生活の真意を知ったことで和解し、それ以降は藤田さんに会いたいだけのために度々白百合の美術部に差し入れを渡しに来たりしている。 剛や伍代と行動するときは常にボケや驚き役に徹する三枚目キャラ。 猛によって付けられたあだ名は『ガリガリ君』(アイスのキャラクターに似ているため)。