剛の中学時代の旧友で、現在高浜東陽高校の特待生。剛の二重生活の秘密を知る一人。 中学時代、殆どの生徒が遊びだけに明け暮れる萬中の中でただ一人黙々と勉強に励んでいた。 剛との親交はなかったが、ふとした剛との会話がヤンキーをやめたがっていた剛の背中を押すこととなった。 同級生のミツオ率いる東陽のエリートたちから万引きをさせられたり、教科書を落書きされたりと陰湿的ないじめに遭っていたが、剛との再会から剛に立ち向かうことの勇気を与えられ、ミツオから恐喝された際に勇気を振り絞って断った。しかしその後、ミツオが雇っていたヤンキー三人組から袋叩きにされ、重傷に陥ったが、それを知った剛の怒りの敵討ちによっていじめに終止符が打たれた。 入院中、見舞いに来た剛の前で復讐を目論んでいた資産運用 を追い払い、剛に一人前の男気を見せ、お互いの絆を強めた。 いじめから開放された現在は再び勉強に励んでいる。 堀田 ミツオ(ほった みつお) 関口をイジメていた連中のリーダー格。いかにもな「陰湿な現代のイジメっ子」。 家が金持ちなようで「貧乏人のくせに努力している関口が生意気でウザい」というのがイジメの理由。 関口を袋叩きにする時も、自分の手は汚さず金で人を雇ってやらせていた。 その後、金で不良たちを雇って関口に集団暴行を与えたことが剛の怒りの源となり、怒りの鉄拳を受けた。 桜 茂樹(さくら しげき) 剛の萬中時代のマブダチ。黒髪のリーゼントでサッパリした顔の美形。 剛、サダと揃って萬中の三巨頭と言われる程、喧嘩が強く、周囲から一目置かれていた。 城南が芹沢にほぼ占領され、最後まで萬中出身の群れでまとまり続けたが、芹沢軍団の圧倒的な人数の差で敗北、重傷に遭う。その後、剛に「鉄を(芹沢から)守ってほしい」と頼みいれた。 若狭 貞男(わかさ さだお) 剛の萬中時代のマブダチ。金髪のアイパーで目つきが鋭い。剛、シゲと揃って萬中の三巨頭と言われる程、喧嘩が強く、周囲から一目置かれていた。 シゲ達萬中出身者と共に最後まで芹沢軍団に抵抗を続けたが、敗北して重傷に遭う。 喫茶店「愛子」のバナナジュースが好物。 ダイゴ(だいご) 鉄の萬中時代からのマブで、剛の後輩。名利田神社での初詣で初登場。普段は城南の先輩たちの前では自身は適わないと悟り、下手に接している。 エテ吉(えてきち) 城南の生徒で、萬中出身者。シゲやサダたちと共に最後まで芹沢軍団に抵抗を続けた。 梅田(うめだ) 城南の現在のアタマ。顔は厳つく老けて見えるが高校三年生。 猛を尊敬しており、自身も正々堂々としたタイマンを好む。その男らしさと夜行バス の強さから人望も厚い。転校生の芹沢に舎弟をボコにされたことに怒り、タイマンを挑んで果敢に攻めるも芹沢の急所攻撃から立場が逆転し、彼も圧倒され病院行きとなった。 芹沢 恭一(せりざわ きょういち) 城南編の黒幕。城南に転校してきた現代風のヤンキー。 履いている靴は改造品で、靴先は金属製になっている。(おそらく安全靴の改造品と思われる)梅田の舎弟を半殺しにしたことで梅田の復讐に受けて立ったが、極度の卑怯者で、勝つためには手段を選ばないタイプ。また、非常に打たれ強く、その頑丈さと不意打ちを活かして梅田を倒し、城南のアタマになると言い張った。 パンチパーマやリーゼントなどの前時代的なヤンキーファッションを「粕漬け臭ぇ」と嫌っており、城南制覇の際、倒した相手の髪を丸坊主にするという独特の制裁を行った。同じ理由で魔愚南無号も燃やした。 エテ吉の話によれば、親が地方の議員であり、地元での悪名が強くなりすぎたために追放されてやってきた模様。城南に残っていた萬中出身者達を壊滅させた後、周辺高の制圧に乗り出した。 千葉のほとんどのヤンキー高を壊滅後、市松に乗り出した際に急遽参戦の剛と対峙。鉄パイプや金属バットを駆使して剛を追い詰めたが、鉄の激励によって気合を入れ直した剛に動きを見切られる。素手を活かした剛の連打に耐え切れずに倒れ、退散となった。 カズヤ(かずや) 猛の後輩で、剛や伍代たちより一つ年上。 父親が土建会社の社長で、若干金持ち。猛との仲は極めて良くもなく、城南でも嫌われた存在。お互い屈折した関係でありながらも猛の魔愚南無号にだけは憧れており、猛に頼まれ秋風号買取のために必要であった50万円を交換で払った。強きに従い、弱きを唆すタイプで、臆病者。その性格から卑怯ながらも強い転校生の芹沢に従うようになった。しかし芹沢が気に入らないという理由で魔愚南無号は燃やすこととなってしまった。 市松に殴りこんだ時には自分で戦おうとはせず、後方で威張り散らしていただけだった為に剛の乱入時に助けてもらえなかった。 突然現れた特服の正体が猛の弟である剛だと気づいてからは燃やしてしまった魔愚南無号の件がバレるのを恐れ、逃げていった。 加納 光一(かのう こういち) 横浜の暴走族「カスケード」の元メンバーであり、やよいの元カレ。外人とのハーフで肌は褐色。通称「K」。 基本的に悪意はなく、恋人のやよいに対しては穏やかで優しく接しているが、その本性は理性を失うと限度を知らず、相手を瀕死に追い込む程危険な人物であった。実は家族のいない身の上であり、やよいに執着しているのは家族、愛を求めているためである。 その事実を知ったやよいは彼と別れを要求したが、それで怒りに触れた彼はやよいの他、魔苦須のメンバーにまで被害を与えた。その際にカスケードのメンバーをことごとく病院送りにして、「ケルベロス」を結成。その後は外国為替 で捕まり、少年院行きとなったが、期間が終わり横浜へ帰ってきた。 出所後、やよいを引き寄せるエサとして横浜魔苦須の面々に傷つけ、それを知ったやよいを誘き寄せたが、後に助けに現れた剛とタイマンに入る。自慢の豪腕で剛を一時的に気絶させたが、気合いを入れなおした剛には適わず肉体的にも精神的にも完敗した。 田村(たむら) ケルベロスのナンバー2。いつもニヤけている大柄の男。 出所した光一を笑顔で迎えたが、その裏では次期「キング」として推されていた。 光一の気性ややよいへの執着を利用し、言葉巧みに操ってカスケードの残党や剛などの敵を倒させた後、背後から光一を鉄パイプで打ちのめし、メンバーたちにリンチさせ、下克上を宣言するが、逆上した光一によって半殺しに遭う。 大柴(おおしば) かつて光一が所属していた暴走族「カスケード」のヘッド。 マリからの頼みを受け入れ光一にやよいと別れるように説得したが、光一の神経を逆なでする結果となり、病院送りとなった。 後日に至る現在、出所した光一の暴走を悟ってメンバーと共に喧嘩の先へ訪れた。その際に剛に「今度、光一がやよいに手を出した場合、カスケードもろともぶっ潰す」という条件を飲んで光一を宥めていくことを決意した。 牧野 弥生(まきの やよい) 剛の白百合での後輩。友人と共に美術部に入部。 清楚な印象の可憐な少女だが、その正体は外国為替証拠金取引 でも指折りのレディース「横浜魔苦須(よこはまマックス)」の二代目総長を担う、剛と同じ二重生活に励む者であった。そのきっかけは、彼女の決意で再結成した魔苦須をケルベロスの手から何とか守り抜きたいが、自身は光一から逃れるため横浜から千葉へ引っ越さざるおえなかったためである。 かつての出来事から恋人であった"K"こと加納光一の存在を恐れていたが、特服を纏った剛によって救われた。 滝沢 マリ(たきざわ まり) 横浜のレディース「魔苦須」の初代総長。持ち前の気合から「ハマのイノキ」と呼ばれている。 かつて普通の少女であったやよいが横浜の街でチンピラに絡まれていたところを彼女が助けたことから知り合う。その裏では家計に悩んでいた。その状況ながら、弟を高校へ進学させたいがために魔苦須を解散させようとしていたが、やよいの決断から彼女に二代目総長の名を与えた。 山口 朋美(やまぐち ともみ) 魔苦須の副総長を務める。通称「ナンシー」。顔が長く悪い歯並びが特徴。松曰く「キツネ」。そのあだ名は過去にシンナー中毒者だったことに由来する。 光一との一件が終わったと同時にカー子、フー子と話し合い魔苦須解散を決意し、就職することにした。 佐藤 ミキ(さとう みき) 魔苦須の一人。通称「カー子」。顔がでかいのが特徴。松曰く「カバ」。そのあだ名は顔の大きさから中学時代に「カバ」と呼ばれていたことに由来する。 魔苦須解散と同時に進学を決意する。 園田 直美(そのだ なおみ) 魔苦須の一人。通称「フー子」巨体が特徴。松曰く「ゴリラ」。そのあだ名は身体の大きさから中学時代に「フランケン」と呼ばれていたことに由来する。松を気に入っているが、相手にされなかった。 魔苦須解散と同時に進学を決意する。 島田のおばちゃん(しまだのおばちゃん) 難破家のお隣さん。やかましい性格。難破家を煙たがっているが、割と仲良く付き合ってもいる。 難破家がハワイ旅行に行っている間松を預かっていたが、その返礼が定番もいい所の箱入りチョコと悪趣味な歯ブラシであることに憤慨した。 伍代 里美(ごだい さとみ) 伍代の母親。 有名な料理評論家で、TVにもしばしば出演しており、母子家庭にあっても暮らしぶりは豊かである。しかし忙しさも手伝って、息子の面倒はほとんど見られず親子関係は冷え切っていた。しかし剛が伍代宅に押しかけ、半ば強引に息子との食卓を囲わせたことによってそれも多少は改善されたようだ。その後は息子とハワイ旅行に出かけるなどもしている。 酒癖が悪く、剛があさって発見したシャトーディケム(1945年もの)を持ち出されたショックでヤケになり、飲み明かした結果、松を捕らえて息子・直樹に関する愚痴をこぼし続けた。松曰く「父ちゃんの愚痴よりハード」。 切山 カズミ(きりやま かずみ) 猛の彼女。猛に負けず劣らずの豪快な性格。横浜でも多くの傘下を持つレディース「邪須眠(ジャスミン)」の頭を張っていた。 高校時代に猛とタイマンを挑もうとするが、猛にたびたびはぐらかされたのに腹を立て、猛の母親のことをネタにして挑発。これには猛も思わず激昂し本気の拳を放つが、それでも立ち上がり、立った直後気絶。その後彼女は入院することになるが、それが縁で付き合うことになった。 チャッピー(ちゃっぴー) 難破家の近所の岡さん家のペットの犬で、松の舎弟。犬種はチワワ。 松に憧れており、男らしさを磨こうとしているが、飼い主に適わずいつも犬用の服を着せられている(松たち犬にとって犬用の服はカマと見なされている)。故にいつも親分の松から非難を受けてきたが、後にワイハー帰りの剛によってお土産の星条旗柄の服を着せられていた松を見て「センス悪っ!」と今までの非難を覆した。 沢田 アキオ(さわだ あきお) 難破兄弟の妹である吟子に難破の名前を利用するために近づく。 難破の名前を利用してカツアゲ行為を繰り返すも関西から来た人間を相手にしてしまい、返り討ちにされるが尾行していた剛の登場で事なきを得た。 その後本性を知った吟子からもフラれる。 真宮(まみや) 伍代の中学生時代の友人で、当時は伍代と向かう所敵なしのコンビだった。殺人犯の息子という不遇な生い立ちを持つ。 その生い立ちから伍代と手を切れと学校の大人たちから差別され、所詮自分は殺人犯の息子として生きるしかないのだと、裏社会で生きることを決意する。それからはタチの悪い連中と付き合い始め、他校から上納金を納めさせるなどしていたが、それをやめさせようとした伍代ともみ合いになり、顔面に大きな傷を負う。 以来伍代を憎み、島崎を誘拐して伍代をおびき寄せ復讐しようとするが、伍代の説得と思いを込めた拳によって改心する。 愛子(あいこ) 難破一家行きつけの喫茶店の店長。ナオミとは喋り友達。 猛曰く「客が少ない」らしいが、コーヒーやバナナジュースが旨いらしく、特にバナナジュースは剛やサダが気に入っている。 口調は悪くも親しみやすい性格。 亜仁丸(あにまる) 猛が働き始めたペットショップの店長。 当初はチンピラ衣装でやってきた猛を断るつもりだったが、獰猛な土佐犬をひと睨みで降伏させた猛の強さを見て採用を決定した。猛曰く「犬好きの気合入った奴」。喋り方がカマだが、猛は彼の犬に対する気合いの入った想いを悟り、気に入った。 猛が秋風号を死なせた事で篠崎に殴りかかったときには体を張って猛を止め、剛と猛を説得した。 篠崎(しのざき) 猛が働き始めたペットショップの客。金儲けしか考えていない悪徳ブリーダーで亜仁丸も嫌っている模様。 「赤竜号」と呼ばれていた頃の松の顔に傷をつけた張本人であり、松の元の飼い主。自分の不注意で怪我をさせた松を河原へ投げ捨てた。 それから6年後偶然ペットショップへ来ていた剛と松を見て偶然再会した。その後松が元々自分の犬である事を理由に剛と猛に接触し松を返せと迫るが二人はこれを拒否、反対に松の母犬、秋風号を譲れと彼に交渉する。その際には「50万円を渡せば譲ってやるし松も諦める」という法外な要求をしてきた。秋風号を見殺しにした事で猛の怒りを買い手下と共に制裁を受けた。 秋風号(あきかぜごう) 松を産んだ母犬。松の他にも子供を産んでいたが、全員篠崎に金儲けの道具として奪われる。 幼少の頃の松を「ぼうや」と呼んでかわいがっていた。篠崎に虐待されていた為かなり衰弱しており、人間恐怖症になっていた。剛と猛と松が篠崎の犬舎に連れてこられた際弱っていたところで松と再会。だがその後剛が引き取りに来た時にはすでに死んでいた。その後彼女の墓は松の犬小屋の隣に建てられた。